2012年3月9日金曜日

神田先生のブレインジム教室(4)

楠の木便り第47号より転載

楠の木学園 朝の体操「ブレインジム」ってなに?


(4)クロスクロールで頭と体を活性化しよう!



今回はブレインジムの代表的な活動で右脳と左脳を統合する効果がある「クロスクロール」を紹介させていただきます。動きは簡単!  ゆったりとしたリズムで足踏みをしながら、右手で左の膝にタッチして(写真Ⅰ)、次に左手で右膝にタッチします(写真Ⅱ) こんな単純な動きを繰り返すだけなんて誰でもできる動きかと思いきや、人はストレスがかかると右手がどこにタッチすればいいのかわからなくなったり、中には動きが止まってしまう人も出てきます。 どんなストレスかと言えば、その人の苦手な活動に取り組まなければならない時です。

 たとえば、算数の苦手な小学生や漢字の書き取りが不得意だという子達が問題集を前にしてクロスクロールを試してみると、右手で右膝をタッチしてから(写真Ⅲ)左手で左膝をタッチしている(写真Ⅳ)子どもたちの姿を普通に見ることができます。 以前50人位の小学生と一緒に体操をした機会に、数人目に止まる子がいました。彼らは写真Ⅲ、Ⅳの動きをしていました。その子達の様子を先生に尋ねると、「みんな勉強が苦手な子です。どうしてわかるんですか?」と担任の先生に驚かれたことがあります。 子どもだけでなく私達大人がクロスクロールをやったとしてもちょっとストレスをかければ同じ現象を見ることができます。実は楠の木学園でも新学期のこの時期は朝のホームルームで右手が右膝にタッチして、左手が左膝にタッチし続けるいわば「片側クロール」の動きを見せてくれる生徒が何人か見られます!  



そしてここからが大切なところです。 いわば毎朝の習慣となっている体操を、お互いを応援する気持ちで毎回楽しい雰囲気の中で動いているうちに片側クロールだけでなく、クロスクロールもできるように体が変化してくると、これまで苦手に感じてうまくできなかったことに対して「あれ、何とかなるんじゃない?」という感じがしてくるのです。 動きは子ども達の学びを前向きで、活動的なものへと整えてくれる作用があるのです。 ただしそれは楽しく動いた時に起こります。楽しい気持ちと共に体が動いている時、子ども達は両眼で見て、両耳で聴いて、そして両脳が協力して働いています。そして習慣化した楽しい動きは子ども達の心と体の成長を支える大きな力となるのです。勉強に楽しく取り組める子ども達を育てるためには、まずは楽しく運動できる子達に育てることが近道なのかもしれません。次回は右脳と左脳の働きについても触れさせていただきます。
(神田誠一郎)

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